共同研究:東京大学権藤智之研究室
材料提供:太陽工業株式会社
助成:公益財団法人能村膜構造技術振興財団

photo by tetu kimura

東京大学権藤研究室、太洋工業株式会社と協働し実物大の「膜テンセグリティ」を構築した。
 「膜テンセグリティ」は膜の張力と棒材の圧縮力がバランスを保って成り立つ構造であり、今回のプロジェクトは2020年に日本建築学会が主催した「形態創成コンテスト」にて最優秀賞をとった案を具現化した。

「膜テンセグリティ」と呼んでいるこの構造は、「イシガキフグ」というハリセンボンの仲間から着想しました。
張力をかけた伸縮性の膜に棒を固定し、張力を開放すると膜が縮んで自然と立体が立ち上がります。棒同士が必ずしも触れ合っていなくても、膜の張力とのバランスで構造が成り立つのです。
最大の新規性は設計手法にあります。「平面の紙から立体を折る」折り紙の設計手法を応用し、「平面の膜から立ち上げる」複雑な形の膜テンセグリティをコンピュータで簡単に設計できる手法を提案しました。
作りたい形をコンピュータに与えるとそれを作るために必要な棒の長さや配置が自動生成できるようになりました。
折紙の設計手法を応用し、複雑形状の膜構造物に必要なパターンを自動生成している。
サイズ:8.3m×5.8m×2.3m
材料:カーボンロッド・シェードアスール(伸縮性膜)・TPU(3Dプリントジョイント)
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